【大分】送迎バスをアートで装飾　別府の杉乃井ホテル

　大分県別府市の「別府温泉 杉乃井ホテル」の宿泊客らを送迎するバス3台が大分ゆかりのアーティストが手掛けたデザインでラッピングされ、運行している。

運行が始まったラッピングバス

　1台は、障害者アーティストを支援する同市の会社「naNka(ナンカ)」に所属する19人が担当。温泉をイメージさせる湯けむりや、宇宙を泳ぐクジラやイルカ、伝統産業の竹細工の網目模様などがデザインされている。

　ほかの2台は、大分市のイラストレーター「JUNPHANT(ジュンファント)」さんがそれぞれ別府市と杉乃井ホテルをモチーフにカラフルな動物たちを描いた。

　杉乃井ホテルが、別府市が取り組むアート振興に協力しようと、マイクロバス8台中3台に施した。7月に同ホテルでお披露目会があり、JUNPHANTさんは「景観に溶け込み、見た人がワクワクするようにデザインした」と話した。

　バスはホテル敷地内のほか、ホテル―JR別府駅間で運行。2028年まで走る予定。