小中学校を「涼み処」に 猛暑で宗像市が4校を一般開放

 福岡県宗像市は、冷房を備える市立小中学校4校を日中の「涼み処(どころ)」として一般に開放する。記録的な猛暑が続いており、物価高の影響でエアコンの使用控えも懸念されるとして、夏休み中の学校施設を初めて避暑スポットとして活用することにした。

夏休み中、「災害級の暑さ」に対応

 対象施設は、城山中と日の里中の地域連携室、玄海小中学校と河東西小の図書室。期間は8月18日から26日までの平日のうち、1~7日間で、いずれも午前9時~午後4時に開放する。予約の必要はなく、受付簿に氏名などを記入すれば誰でも利用できる。図書室では蔵書を読むこともできる。

 市は今年、民間企業と連携し、市内の公共・商業施設など30か所に誰でも無料で利用できる「涼み処」のスペースを開設。「災害級の暑さ」(市)を受け、急ぎ拡充したという。


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