【宮崎】鵜戸神宮や高千穂を仮想世界で!県が新サービス

 宮崎県内を代表する観光地の鵜戸神宮(日南市)と高千穂峡(高千穂町)の雰囲気を、インターネット上の仮想世界・空間サービス「メタバース」を活用して楽しめるサービスを県が始めた。ゲーム要素を取り入れた空間とすることで、若い世代の観光誘客などにつなげたい考えだ。

メタバースで観光


バーチャルみやざき内に再現された鵜戸神宮。運玉投げを体験できる(画像はいずれも県とクラスター提供)

 「バーチャルみやざき」と名付けたメタバース空間を、メタバースのプラットフォーム「クラスター」内に1月末にオープンさせた。クラスターのアプリをスマートフォンやタブレットなどにダウンロードし、画面上に登場する自身の分身「アバター」を作って利用する。


バーチャルみやざき内に再現された高千穂峡。ボートこぎをゲーム感覚で楽しめる

 バーチャルみやざきにログインすると、アバターはまず、県庁をモデルにした空間に登場。ここから鵜戸神宮や高千穂峡をそれぞれ再現した空間にワープできる。鵜戸神宮では本殿近くの崖下にある石のくぼみに素焼きの玉を投げ入れる「運玉投げ」をアバターで体験でき、高千穂峡では名物のボートこぎがゲーム化されている。画面上ではチャットを使い、他の利用者との交流もできる。

「日向坂46」登場イベントも

 県は3月17日、「みやざき大使」を委嘱している人気グループ「日向坂46」の佐々木久美さんと森本茉莉さんがバーチャルみやざき内に生配信で登場するイベントを開催。多くの人が見たとみられ、この日だけで5000件を超えるコメントが寄せられたという。


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