【佐賀】「唐津やきもん祭り」 4月29日~5月5日に開催
大型連休中の唐津焼のイベント「唐津やきもん祭り」が4月29日から、佐賀県唐津市の中心市街地で行われる。2025年で13回目となる恒例行事で、5月5日まで。
まちなかで展示販売
唐津焼作家が会場で作品を販売して来訪者とのコミュケーションを図る「まちなか展示販売」が人気で、今回は全国の古美術商が桃山時代から江戸初期の「古唐津」を即売する「古美術フェア」も新たに始まる。主催する唐津観光協会は約3万人の来場を見込んでいる。
陶器の土づくりから焼成まで一人でこなすのが一般的な唐津焼。窯元は唐津市の中山間地に構えられている例が多い。「まちなか展示販売」はそうした作家たちが窯を出て、多くの人と触れ合う機会にもなっている。JR唐津駅近くの商店街や空き店舗を会場に、午前10時~午後6時に出展スペースを構える。
「古美術フェア」を初企画
古美術フェアは旧大島邸の大広間を会場に29日午前10時から。東京や京都、山口などの6店が古唐津や古伊万里、李朝陶磁を持ち寄り、販売する。名品を間近にめでる機会にもなりそうだ。
期間中は、唐津市内の人気飲食店など8か所で、特別メニューの料理やスイーツを唐津焼で提供するコラボレーション企画も行われる。同協会の坂本直樹会長は「新作も古唐津も一緒に楽しめるイベント。いいものを手に取ってお買い求めいただければ」と来場を呼びかけている。
問い合わせは唐津観光協会(0955-74-3355)へ。