【長崎】ウクライナの茶はいかが 長崎市のカフェで提供
ウクライナの伝統工芸品を輸入販売し、ウクライナ支援を続ける長崎市の「UA.Designer」は、ウクライナ産茶葉の取り扱いを始め、支援の幅を広げている。同市内のカフェでは、同茶葉を使ったハーブティーをメニュー化した。
支援拡大へ「食を知る一歩に」
茶葉は、ウクライナ西部の山地帯で摘まれた「ヤナギラン(柳蘭(らん))」。アカバナ科の多年草で、葉がヤナギに似ており、ウクライナでは代表的なお茶として知られているという。
輸入を始めた同社代表の高見翔希さん(28)は長崎大在学中、旧ソ連圏で観光、貿易業に携わった経験がある。ロシアのウクライナ侵略で職を失った現地の伝統工芸職人に、2023年9月からオンラインで商品を発注し、「ウクライナ文化存続の一助になれば」と取り組んでいる。
ハーブティーを提供するのは、同市住吉町で地域活性化をめざすカフェ「Laf -ラフ-」。リンゴやライムの花、ミントなどを加えた種類があり、1ポット800円(税込み)。高見さんは「甘みがあり、リフレッシュ感がある。長崎から全国へ、ウクライナの食を知ってもらう小さな第一歩になれば」と話している。
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