関門怪獣カイセンドン 1億回再生を記録したYouTubeモンスター動画
記事 INDEX
- この記事に動画のネタバレはありません
- 公開当初は再生回数が伸びず…
- 記者も出演してます
関門海峡の両岸に位置する福岡県北九州市と山口県下関市が2017年に共同制作したPR動画「COME ON! 関門!~海峡怪獣~」が、YouTubeの再生回数で1億回を突破しました。北九州市によると、自治体が制作したPR動画の再生が1億回を超えるのは全国でも初めてで、まさに「モンスター級」の動画になっています。
公開当初は鳴かず飛ばず…
1億回再生を達成した動画ですが、公開当初は「怪獣が観光と結び付きにくい」と、1年間で20万回ほどの再生にとどまりました。制作費は宣伝費を含めて約2500万円。「大金をかけたのに」と批判の声もありました。ところが2018年春、ベトナムやタイなど東南アジアの国々を中心に視聴数が増え、一気に広がります。その後も再生回数は伸び、今では北米や南米、中東などでも見られ、1日30万回のペースで再生回数が積み上がっています。
そもそもどんな動画なの?
動画は、北九州市と下関市が関門海峡地域の観光振興を目的に、2017年3月に公開しました。監督は江口カンさん。タレント稲村亜美さんの「神スイング」を一躍有名にした動画を監督したことでも知られます。怪獣カイセンドンのCGは映画「シン・ゴジラ」のチームが担当しました。本格的な怪獣パニックムービーです。
撮影はとーっても寒い冬の日だった
実は、この動画には記者も出演しています。たまたまエキストラ募集に応募したら運よく当選し、門司港レトロで逃げ惑う群衆の1人として撮影に参加しました。真冬の風の強い日でした。みぞれが横殴りで吹きつけ、もう寒かった記憶しかありません。なにせ動画の公開日に合わせ、エキストラは「春の服装」で集まるよう指示されていましたから。