宮地嶽神社のちっちゃい「撫で牛」がツルツルぴかぴか
記事 INDEX
- 体長約30センチのミニ撫で牛
- お出迎えは日本一の大しめ縄
- あの絶景ポイントもおすすめ
神社へ行くと、境内で座り込んでいる牛の像「撫(な)で牛」を見かけることがあります。牛は古くから神様の使いとして人々に親しまれてきました。福岡県福津市の宮地嶽神社には体長約30センチの小さな撫で牛がいると聞き、足を運んでみました。
日本一のしめ縄がお出迎え
福岡市・天神から車で50分ほど。宮地嶽神社へ到着し、境内を進むと本殿に立派な大注連縄(おおしめなわ)が掛けられていました。直径2.6メートル、長さ11メートル、重さは3トンあり、日本一の大きさを誇るそうです。神様にあいさつをして、目的の撫で牛を探します。
たたずむ撫で牛を発見!
境内を見渡すと、人々でにぎわう場所から少し離れたところに、おなかをつけて座りこむ撫で牛の姿がありました。
首を少し左に傾けていて、愛嬌があります。自分の身体の痛むところに触れた後、撫で牛の同じ箇所をなでると、病気が治り、痛みも和らぐと言い伝えられています。
像はこれまで、たくさんの人に触れられてきたためか、全身がぴかぴかに輝いています。ご利益が増しているようで、ほかの参拝者にならって牛をなでてきました。
あのCMの景色もチェック
宮地嶽神社は小高い山の上にあり、そこからの眺めも格別です。2016年に「嵐」が登場するCMで話題となった景色も楽しむことができます。
海に沈む夕日と参道が一直線につながる「光の道」に巡り合えるチャンスは、残念ながら1年のうち2月と10月の短い間のみです。それでも、参道と鳥居が宮地浜に向けてまっすぐに続くさまは爽快で、晴々とした気分になります。
今年の干支(えと)は牛。新型コロナウイルスで年始の初詣を控えていた方も、年度初めとして参拝するのに、ちょうどよい気候になってきました。感染防止策を万全にして、境内でひっそり輝く撫で牛を探してみてはいかがでしょうか。