「カメ止め」の上田慎一郎監督が博多で新作映画の舞台あいさつ

ポーズを取って記念写真に納まる上田慎一郎監督(左から2人目)ら

 2018年公開の大ヒット映画「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督による新作「スペシャル アクターズ」の上映が10月18日から全国で始まります。福岡市のJR博多シティにある「T・ジョイ博多」で1日、試写会(主催 :BBIQ)が行われ、上田監督と出演者たちが舞台あいさつに立ちました。

試写会に行ってきました

 試写会場の入り口付近は「スペシャル アクターズ」一色になっており、上田監督のファンや新作に期待する人たちで客席は埋まっていました。舞台あいさつでは、上田監督のほか、主役を演じた大澤数人さんや、三月達也さん、櫻井麻七さんが登壇し、制作の裏側を話してくれました。


入り口付近にはポスターがずらり


登壇した(左から)三月さん、櫻井さん、上田監督、大澤さん

SPECIAL ACTORS(スペシャル アクターズ)

 緊張すると気絶してしまうという欠点を抱えた売れない役者・和人が、数年ぶりに再会した弟から俳優事務所「スペシャル アクターズ」に誘われる。その事務所は、所属俳優の演技力をいかし、「何でも屋」を営んでいた。占い屋のサクラ、レストランのクレーマー――。気絶しそうになりながらも仕事をこなしていたある日、旅館をカルト集団から守ってほしいという依頼が舞い込む。あぶなそうな連中を相手に事務所はどう立ち向かうのか、中心メンバーに選ばれた和人の運命は?
製作:松竹ブロードキャスティング、制作プロダクション:ランプ、制作協力:PANPOCOPINA、配給:松竹 ©松竹ブロードキャスティング

フィクションでもあり、ドキュメントでもある

 上田監督によると、ストーリーを考える前に役者選びから始めたということです。1500人以上の応募者から15人を選び、企画会議を一緒に行ってストーリーを練ったそうです。上田監督は「カメ止めのときは応募が42通だった。今回は1500人で、全員が100人に1人の逸材。その役者たちに合う物語を作った。15人と一緒に作った映画です」と胸を張りました。


笑顔の上田監督

 主役に抜擢された大澤さんは、10年間で役者としての仕事が3本。両親も役者をしていると知らず、上田監督も「売れない役者」と言い切るほど――。全国公開の映画の主役にいきなり起用されたということで、演じた役柄と同じように、大澤さんも緊張で気絶しそうになりながら演技をしていたみたいです。上田監督は「フィクションであり、ドキュメントでもある。売れない役者役を本当に売れない役者がする、大手のメジャー作品ではできないことができた」と笑顔でした。


主役に抜擢された大澤さん

 監督がこだわったのは、「カルト集団の世界観」なのだそう。「リアルにしすぎると社会派みたいになってしまうし、ばかばかしくし過ぎるとコントみたいになってしまう。もしかしたらあるかもなというリアリティーを試行錯誤しました」と撮影を振り返りました。


今の自分とキャストにしかできない自信作


「スペシャル アクターズ」の一場面 ©松竹ブロードキャスティング

 「カメ止め」に続く新作ということもあり、監督自身もスランプに陥り、気絶しそうな日々を過ごしたということです。それでも、「今の自分とこのメンバーでしか作れない特別な1本になった。胸を張ってお届けできる」と自信を示し、「1人でも多くの人に見てほしい」と、あいさつを締めくくりました。
 映画「スペシャル アクターズ」は全国147館、福岡県内では8館で上映される予定です。


この記事をシェアする

  • テアトルアカデミー
  • 読売新聞 購読の申し込み
  • 西部読売育英奨学会 よみいく