「福岡ミュージアムウィーク」開催 文化や歴史、アートを巡る!
記事 INDEX
- 「出会い」「知識」「発見」を
- 参加19施設が様々な企画
- スタンプラリーも開催!
5月18日は「国際博物館の日」。この日に合わせて福岡市で13~21日、市内の博物館や美術館の魅力を発信する「福岡ミュージアムウィーク」が開催されます。文化や芸術にもっと親しんでもらおうと、施設によって観覧料の割引が行われるほか、施設の”裏側”を見学するバックヤードツアーなども企画されています。
「出会い」「知識」「発見」を
国際博物館の日は、博物館が社会に果たす役割を知ってもらうため、フランス・パリに本部がある国際博物館会議が1977年に制定。日本は2002年から参加し、全国で関連イベントなどが行われています。
福岡市では2009年度に福岡ミュージアムウィークを始め、14回目の今年は市内19施設が参加します。同市は、市民がアートに触れる機会を増やす取り組みも進めており、市の担当者は「この機会に足を運び、博物館や美術館の魅力である『出会い』『知識』『発見』を味わってほしい」と呼びかけています。
参加19施設が様々な企画
期間中は、それぞれの施設でイベントや特典を用意しています。
福岡市博物館
常設と企画展示室が観覧無料に。国宝の「漢委奴国王印」などを見ることができます。13日は、金印のレプリカを使って粘土で封印する「封泥(ふうでい)」を体験するワークショップを開催。21日には、近代黒田家当主の来歴と家宝について学芸員が解説する講演会を開きます。
福岡市美術館
美術館が所蔵する近現代や古美術のコレクションを無料公開。所蔵作品3点をボランティアと参加者が対話しながら巡るギャラリーツアーなども開催します。14日には『さわって楽しむ博物館―ユニバーサル・ミュージアムの可能性』などの著者で、国立民族学博物館の広瀬浩二郎氏を招いた記念講演会を行います。
福岡アジア美術館
ボランティアによるギャラリーツアー、バックヤードツアーを開催。韓国やインド、タイなどアジアの絵本と紙芝居の読み聞かせも行います。コレクション展「神々の島から―インドネシア・バリ島の美術」「『私』から問う―アジアの現代写真」などを開催しており、期間中は観覧無料になります。
スタンプラリーも開催!
このほかにも「博多町家」ふるさと館、はかた伝統工芸館や、九州大、九州産業大、西南学院大など大学の博物館、王貞治ベースボールミュージアム、博多の食と文化の博物館「ハクハク」といった民間の施設も加わり、子どもからお年寄りまで幅広い年代で楽しめるイベントです。
参加施設を巡るスタンプラリーも開催。3か所でスタンプを集めて応募すると、抽選で特別企画展のペア招待券や博多座公演ペア招待券などの景品が当たります。
博物館や美術館に縁がなかったという人も、新しい世界に触れるきっかけになりそうです。詳しくは、福岡市公式サイトのイベント詳細ページで確認してください。