八女・星野村の闘茶会に参加して茶の奥深さを知った
茶の産地・福岡県八女市で、茶の知識や識別力を競う「闘茶会」が開催されました。日本茶を飲む機会は多いのですが、あらためて「知識」と言われると自信がありません。これを機に勉強して、茶を趣味にするのも悪くないと考え、大会に参加してきました。そこで知ったのは、茶の世界の奥深さでした。 鎌倉時代に流行した遊び 今回参加したのは、八女市星野村の「茶の文化館」で開かれた「新春星の大闘茶会」です。古賀佳代館長によると、闘茶は鎌倉時代にはすでに行われており、武士たちの間で流行しました。産地を当てて競う遊びで、あまりに多くの人が熱中したため、室町幕府が禁止令を出すほどだったといいます。今では、茶業関係者の審査技術向上などを目的に行われることが多いようです。 八女市の大会は、茶の栽培が閑散期となる冬場も産地...