香りが際立つ八女茶の茶そば 「べんがら村」の新メニューに

鍬の形の器で提供される茶そば

 八女商工会議所の産業交流センターや、福岡県八女市宮野の健康増進施設「べんがら村」を運営するYMサービスなどが八女茶を使った茶そばを開発し、べんがら村のレストランで新メニューとして提供を始めた。

鍬の形の器に盛って

 同市観光協会によると、これまで八女茶を使った茶そばはなかったといい、八女の新しい土産にしようと約1年かけて開発した。

 そば粉に抹茶を練り込んでおり、一般的な茶そばは抹茶の量が1%未満だが、八女茶そばは3%に増やし、色味や香り、味を際立たせた。新メニューは「鍬(くわ)そばセット」(1408円)などで、熱した瓦にそばを盛る山口県の名物「瓦そば」にヒントを得て、鍬の形をした器で提供する。

産地ならではの味に


試食会で八女茶そばを味わう三田村市長(左)や山口支部長(右)


 べんがら村で1月10日に試食会が開かれ、三田村統之市長は「これまでにない新しいそばで、とてもうまい。多くの人に味わって楽しんでほしい」とPR。市観光協会八女福島支部の山口隆一支部長は「工夫を重ね、八女茶の産地ならではの茶そばができた」と胸を張った。


 新メニューはランチ限定。べんがら村では八女茶そばを240グラム入り756円で販売している。今後、市内の飲食店や商店でも提供、販売してもらうことにしている。


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