圧倒的情報量で地図の雑学を発信するゼンリンのツイッターが話題
「○本木」と「○本松」はどっちが多い? 北九州市に本社を置くゼンリンが、地図にまつわる様々な「うんちく」を公式ツイッターで発信し、話題になっています。地図大手ならではの豊富な情報が人気で、フォロワー数は約2年で9倍に増えました。ゼンリンは「地図を読む楽しさに気づき、会社のことも知ってもらえれば」と期待しています。ゼンリンが発してきた「つぶやき」とともに、これまでの取り組みを紹介します。
「〇本木」と「〇本松」はどっちが多い?
ゼンリンは2019年12月、六本木(東京都港区)や六本松(福岡市中央区)など、漢数字と「本木」または「本松」の文字を組み合わせた地名が全国にいくつあるかを調べ、ツイッターで公開しました。「『○本松』とつく地名は西日本に多いのでは?」とのフォロワーの声を受け、同社の検索システムで集計することにしたのです。
\ 〇本木 VS 〇本松 /
— 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) December 17, 2019
どちらも「木」が由来で命名されていることが多い両地名、地名数を対決させてみた結果の勢力MAPがこちらです???
〇本木は 東日本>西日本
〇本松は 東日本<西日本#忘年会に使える地理ネタ pic.twitter.com/1tZQTta6Ie
その結果、全国の地名数は「〇本木」が391か所、「〇本松」は387か所で、僅差で「〇本木」に軍配が上がりました。ただ、どちらの地名が多いかを都道府県ごとに調べてみると、九州、四国の全県を含む23県で「〇本松」の数が上回り、「〇本木」が多いのは東日本を中心とする15都府県にとどまりました。ネット上では「地図会社の本気を見た」といった反応が相次ぎました。
行ってみたくなる話題を提供
ゼンリンがツイッターを開設したのは2011年。当初は催しの案内などが中心でしたが、もっと会社を知ってもらおうと2018年4月、マーケティング部などに在籍する20~30歳代の若手がチームをつくって雑学の発信を始めました。紅白歌合戦にちなんで「赤(紅)」「白」が入る地名の数を比べたり、「下到津(しもいとうづ)」(北九州市小倉北区)などの読みにくい地名を広く募ったりしました。
\ 赤 VS 白 /
— 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) December 31, 2019
まもなく #紅白歌合戦 ですがその前に…赤(+紅) vs白 の「地名の数」対決をお楽しみ下さい。
名付けて #紅白地図合戦 ?? …ナニソレ?
該当地名総数なんと 4,025 地名!の結果は「白」が僅差で勝利?詳細は画像をどうぞ⏬⏬
都道府県別の集計結果は次のツイートで? pic.twitter.com/Acelvnah8z
今年の大学入試センター試験の直前には、「縁起の良い地名」として熊本県球磨村の「一勝地(いっしょうち)」の地図を載せて受験生を応援。「キラキラネームの交差点」「ハート形の湖」といった話題も提供し、2018年4月に約1500人だったフォロワー数は約1万4000人にまで増えました。#地元の近くにある難読地名を紹介する -初級編-
— 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) December 30, 2019
福岡県北九州市小倉北区「下到津」
わりとそのままでも読めるかもしれないですね?
「下到津」には当社の北九州営業所もあります!
地元に帰省されているみなさん、お近くの難読地名をゆる~く募集してます♪ pic.twitter.com/wWecQU9SHf
#ツイッターで流れているヤバい噂
— 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) January 6, 2020
交差点名もキラキラネーム化が進んでるらしい?
#別にヤバくはない pic.twitter.com/unDRrqbLF2
❤️❤️ハッピーバレンタイン❤️❤️
— 株式会社ゼンリン (@ZENRIN_official) February 14, 2020
(たぶん)日本一大きいハート #谷中湖 貼っておきまーす?みなさま良い週末を??
#栃木県栃木市 #渡良瀬遊水地 pic.twitter.com/hPvgosO2MH
ゼンリンは「今後も現地に行ってみたくなるような話題を提供していきたい」と話しています。