対馬の魅力を福岡で発信 「よりあい処つしま」が開設10周年
記事 INDEX
- 特産品コーナーと食事処
- 対馬にちなむ産品や食事
- 開業10周年記念フェアも
長崎県の離島・対馬市が福岡に開設したアンテナショップ「よりあい処(どころ)つしま」(福岡市博多区築港本町)が、11月22日に10周年を迎えます。対馬の海の幸や山の幸を販売する特産品コーナーと、島の食材を用いた料理を提供する食事処を備え、福岡にいながら対馬の雰囲気を感じられる場所として愛されています。
特産品コーナーと食事処
対馬市が開設し、対馬観光物産協会が運営するアンテナショップは、2013年11月22日にJR博多駅(福岡市博多区)そばのオフィス街で開業。20年4月、福岡国際センター(同)に近い現在地へ移転しました。対馬行きフェリーの乗り場がある博多港もすぐそばです。
現在の施設は3階建て。1階は特産品コーナーで、魚介類の加工品や原木シイタケなど対馬の産品を扱っています。2階の食事処は、ランチ(11~14時)とディナー(17~22時)の時間帯に営業。3階には対馬市の福岡事務所が入っています。
同事務所によると、この10年間の来店者は約18万9000人を数え、対馬の魅力や観光情報を福岡都市圏へ発信する拠点となっています。対馬出身者が故郷の味を求めて訪れるケースもあるそうです。
対馬にちなむ産品や食事
特産品コーナーの人気上位は「対馬とんちゃん」「かすまき」など。対馬とんちゃんは、しょうゆやみそをベースに数種類の調味料を加えたタレに豚肩ロース肉を漬け込んだ島民のソウルフード。かすまきは、ふんわり食感の生地に素朴な甘みのあんが絶妙なバランスです。
食事処の一番人気は「海鮮丼」。旬の魚をご飯の上に彩りよくのせて提供します。続いて、対馬が全国有数の水揚げ量を誇るアナゴを使った「煮あなご丼」を注文する人が多いそうです。
福岡事務所の木寺俊文所長は「島の産品を通じ、対馬を知ってもらう場として定着してきました。今後も対馬の魅力を積極的に発信していきたい」と話します。11月22日には福岡サンパレスホテル&ホールで、開業10周年の記念祝賀会を開催します。
開業10周年記念フェアも
アンテナショップでも22~26日、記念フェアを開きます。特産品コーナーで3000円以上購入した人に対馬産品をプレゼント。期間中は各日先着20人に、試食としてマグロの刺し身を振る舞います。煮あなご膳(1200円、1日30食限定で予約可)、アナゴやイカの唐揚げ(各500円、なくなり次第終了)の実演販売も行います。
食事処では、期間中のランチタイムに高級魚丼(2000円、1日5食限定)やマグロ丼(1500円、1日10食限定)を用意。22、23、25日のディナータイムはクエ特別コース(要予約)を1万円で味わえます。25日にはクエの解体ショーも披露します。
よりあい処つしま
所在地/福岡市博多区築港本町1-1
営業時間/10:00~18:00(特産品コーナー)
定休日/月曜、お盆、年末年始
電話/092-292-9009