人気ショコラティエの九州初カフェ 天神・岩田屋本店に登場
記事 INDEX
- できたてのアイス
- マカロンや総菜も
- 強化策の第2弾で
福岡市・天神の岩田屋本店 本館地下2階の食品フロアが10月9日、改装オープンしました。欧州の洋菓子2店が九州初登場するなど、新規3店と改装3店の計6店が営業をスタート。世界的なショコラティエによる「できたてアイス」も味わえるようになり、天神の食の楽しみがさらに広がりそうです。
できたてのアイス
欧州からの2店のうち「ピエール マルコリーニ」は、ベルギー王室御用達という同国を代表するチョコレートブランド。「Bean to Home(豆から消費者まで)」の理念で、世界各地でのカカオ豆の買い付けから焙煎(ばいせん)、製造まで自社ですべて手がけるのが特徴です。
マルコリーニ氏はパティシエ(菓子職人)やグラシエ(冷菓職人)の資格も持ち、クッキーやアイスクリームなど多彩な品ぞろえも光ります。
福岡岩田屋店は日本国内13か所目の店舗で、カフェを併設したのは5店目。カフェには11席を備え、カカオの多彩な魅力を味わえる「デギュスタシオン ドゥ カカオ」(税込み1980円)といったスイーツ、カカオティーなどのドリンクを提供します。
特に注目されそうなのは、できたてアイス「タービネ ミニュット」(935円など)です。国内で取り扱うのは、7月にオープンしたコレド室町テラス店(東京)に続いて2か所目。ミニュットは「できたて」を意味し、特製マシンで撹拌(かくはん)し続けることで、常にできたての柔らかさとなめらかさを保ち、独特の「シルキーな舌触り」(広報担当者)を実現するそうです。パフェ・ワッフルで味わえるメニューもあります。
ピエール マルコリーニは、岩田屋のバレンタイン催事「サロン・デュ・ショコラ」で出展を重ねて好評を博し、今回の新店に至ったそうです。広報担当者は「感度が高い福岡の方に、カフェでも特別なひとときを味わってほしい」と話しています。
マカロンや総菜も
もう一つの九州初スイーツは、マカロンで人気の「ピエール・エルメ・パリ」です。「パティスリー界のピカソ」とも称されるピエール・エルメ氏によるフランス発のブランド。マカロンのほか、チョコレートや焼き菓子、紅茶などを販売します。
このほか、総菜の「RF1ガストロノミ」が九州初出店です。「テーブルに、上質なひとときを。」をテーマに、フランスの伝統的な料理などをそろえます。
改装オープンした3店は、いずれも総菜の「RF1」、「日本のさらだ いとはん」、「神戸コロッケ」です。
岩田屋本店のホームページで、各店舗の取扱商品やオープン記念品などを紹介しています。
強化策の第2弾で
今秋の新規・改装オープンは、岩田屋本店が2023年から取り組む食品フロア強化策の第2弾です。
第1弾では23年11月、首都圏を中心に展開する高級スーパー「紀ノ国屋」の九州初の常設店が本館地下1階で営業を開始。今回、地下2階のラインアップが新たになり、来春に一連の強化策が完了する予定です。
岩田屋の広報担当者は「日常使いはもちろん、自分へのご褒美や大切な人と味わう特別な機会にもぜひ、利用してほしい」とアピール。来春の完成に向けても「お楽しみに」としています。