北九州市漫画ミュージアムの関谷ひさし展 7月中旬から「延長戦」を開催

 新型コロナウイルスの影響で2日間しか開催できなかった北九州市漫画ミュージアムの企画展「関谷ひさしとスポーツマンガの時代」が、「延長戦」として会期を再設定し、7月18日(土)〜9月13日(日)に開催されることになりました。昭和30年代の月刊少年漫画誌の黄金時代を牽引した北九州市門司区出身の漫画家・関谷ひさしさんの功績をたどります。


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大ヒット漫画でもアニメ化は断る

 関谷さんは1928年(昭和3年)、現在の北九州市門司区に生まれました。終戦後、地元の新九州新聞社で4コマ漫画などを手がけて腕を磨き、プロ漫画家に転向して上京。「ストップ!にいちゃん」「ジャジャ馬くん」などのヒット作を連発し、1964年に第9回小学館漫画賞を受賞しました。

 人気漫画家としての地位を確立した一方、作品のアニメ化を断るなどメディアミックスには消極的で、同時期に活躍した手塚治虫らと比べ知名度は決して高くはありません。2008年に亡くなってから、家族が原画など約1万6000点を漫画ミュージアムに寄贈。漫画ミュージアムは「北九州が生んだ漫画家はたくさんいますが、その先駆けとも言える関谷さんなくしては語ることはできません」と評価します。


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約250点の原画を展示


関谷さんが手がけた「まんが新九州」のイラスト(展示作品は変更される可能性があります)

 漫画ミュージアムは5月下旬、新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除を受けて一度は再開しましたが、直後に北九州市で感染拡大が再び起きてすぐに休館。関谷ひさし展はたった2日間の開催で、予定していた会期をそのまま終えてしまいました。

 そのため、漫画ミュージアムは代替開催を計画し、準備を進めてきました。展示品の一部を入れ替え、関谷さんが手がけた原画約250点や当時の掲載漫画誌などを紹介します。


「ストップ!にいちゃん」などのカラー原画(展示作品は変更される可能性があります)

 漫画ミュージアムの柴田沙良学芸員は「手塚治虫さんや横山光輝さんと同時期に活躍しましたが、業績と比較して残念ながら知名度は高くありません。北九州市出身の偉大な漫画家を多くの人に知ってほしいです」と話しています。


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先着でポストカードをプレゼント

 来場者は先着で、限定ポストカードがもらえます。関谷さんの漫画原稿の絵柄をデザインしたポストカードと、サッカーJ2・ギラヴァンツ北九州の選手たちの集合写真のポストカードが2枚セットになっています。


イベント名 関谷ひさしとスポーツマンガの時代 延長戦
会期 2020年7月18日(土) ~ 9月13日(日) 
※8月11日を除く火曜休館
会場 北九州市漫画ミュージアム 企画展示室
(北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるCity5階)
入館料 一般:1000円、中高生:500円、小学生200円
主催 北九州市漫画ミュージアム、読売新聞社、美術館連絡協議会

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