熊本の"うまい"が天神をジャック!? 「くまもとモン」初開催
記事 INDEX
- くまモンが大丸店長に
- 売り場や屋台で3週間
- 特設の居間でおいしく
熊本県のおいしいグルメやお酒が勢ぞろいする人気イベント「くまもとモン」が10月2~22日、福岡市・天神の大丸福岡天神店を主会場に開かれます。大阪・梅田と東京・銀座で好評を博し、福岡では初開催。主催者側は「熊本が天神を『ジャック』いたします。隣県ながら意外と知らないよいモノに触れてもらい、訪れていただく機会にしたい」と意気込んでいます。
くまモンが大丸店長に
熊本県が誇る食材やお酒、観光の魅力を集めたフェア。熊本県と、観光地域づくり法人「くまもとDMC」が主催します。
一般的な物産展は施設の一角で行われますが、くまもとモンは全館で展開し、地域にも飛び出していくのが特徴。大丸福岡天神店は、各県の魅力を発掘・発信する「九州探検隊」の活動などで熊本県との関係が深く、今回、主会場となったそうです。
初日の2日はオープニングセレモニーを開催。木村敬(たかし)熊本県知事が「福岡・天神をジャックする願ってもない機会。ここで花が開いてこそ次に行ける。福岡の皆さんの胃袋をつかみたい」とあいさつしたほか、熊本県の「営業部長兼しあわせ部長」のくまモンが、大丸福岡天神店の店長に就任。くまモンは期間中、各フロアやパサージュ広場でのイベントに登場する予定です。
売り場や屋台で3週間
期間中は、大丸の館内各所や周辺で多彩なイベントが開かれます。
デパ地下グルメ
2~22日の期間中、大丸地下2階の食品フロアでは、熊本の素材を用いたスイーツやグルメを販売します。
同フロアでは、熊本の酒文化を発信する「くまBAR」(2~8日)、老舗コーヒー専門店「まる味屋珈琲(コーヒー)店」(9~15日)も登場。地元で愛される味を、福岡で披露します。
屋台とも連携
九州豪雨からの復興を進める人吉・球磨地域で造られる球磨焼酎の発信にも努めます。今回、フェアに賛同する福岡市内の屋台41軒では2~22日、熊本の米焼酎「球磨焼酎」が特別価格で楽しめます。
もっと、もーっと!熊本展
9~14日、大丸本館8階・催場で物産展「もっと、もーっと!熊本展」を開催。初めて参加する23店を含む55店が集結します。
ブランド肉の「くまもとあか牛」や「天草大王」、馬肉といった人気のお肉をはじめ、ミシュラン獲得の天草の有名店「担担麺屋930(クミオ)」や、ヨーグルトなど乳製品の人気店「オオヤブデイリーファーム」といった注目グルメも登場します。
実は“ドーナツどころ”でもあるという熊本県。県内各地のユニークな9店を集め、「輪菓子観測 宇宙はドーナツの香り」と銘打って紹介します。
1階に特設カフェ
9~15日は、本館1階アンテナプラスの「くまもとモンカフェ」で、特産の栗を用いた新作スイーツを販売。熊本県は栗の生産量が1820トン(2023年)と茨城県(3870トン)に次ぐ全国2位、西日本1位で、その栗の魅力を伝えます。
福岡県春日市の人気洋菓子店「パティスリールイ」は、栗の香りをまとった泡やモンブランクリーム、ほっくりとした和栗など、食べ応え抜群の新作パフェ「モンブランエフェメール つかの間のモンブラン」(税込み2200円)を提供。同店を含む福岡の7店のパティシエが考案した持ち帰りスイーツが販売されます。
特設の居間でおいしく
本館と東館の間にあるパサージュ広場では、週末を中心にマルシェなどのイベントが企画されています。
5、6日には「くまもとモンマルシェ」と銘打ち、県南部の特産品を販売。水上村の球磨川源流米の量り売りや名物「おたけさん万十」、八代市特産のい草を使った畳スピーカーなどが並びます。
12~14日は「畳の居間」が登場。県産い草を使った畳の上で、球磨焼酎やおつまみを楽しめます。税込み1000円で焼酎3杯分のチケットを購入し、飲み比べをすることも。12日には吉本興業の熊本県在住芸人で「球磨焼酎大使」として活動する安井政史さんのステージもあります。
くまもとモンではこのほかにも、工芸品の紹介なども含めて多様な企画を用意。同店の特設サイトで案内しています。