福岡で旬の魚を味わおう! 第1弾「博多×イカフェア」開催中

旬のヤリイカを活き造りに

 福岡市などは、旬の魚介類を味わってもらう企画「HAKATA FISH PROJECT(博多 フィッシュ プロジェクト)」を2026年3月まで実施します。第1弾は6、7月に開催の「博多×イカフェア」で、市内の飲食店10店舗が自慢のイカ料理を提供しています。

魚食の魅力を知って

 福岡市漁協、「ふくおかさん家(ち)のうまかもん」認定店、福岡市でつくる実行委員会の主催。魚食の魅力を広く知ってもらい、水産物の消費拡大と地場水産業の活性化を目指そうと、2024年度に続いてプロジェクトを企画しました。


「博多×イカフェア」のチラシ(福岡市提供)


 市によると、前回は「おいしい魚を食べられてよかった」「フェアのポスターやSNSを見た人に来店してもらえた」などの声が寄せられ、利用客と参加店舗の双方に好評だったそうです。


「博多×イカフェア」のチラシ裏面(福岡市提供)


 25年度はイカに続いて、▽タイ(9、10月)▽ブリとカキ(11、12月)▽ヒラメ(26年2、3月)――のフェアを計画しています。


 市水産振興課の冨田浩次課長は「福岡市は魚がおいしい街として知られています。さらに多くの人に旬の魚介類を食べてもらうきっかけになれば」と期待します。


多彩な料理で魅了!

 7月31日までの「博多×イカフェア」では、定番の活(い)き造りをはじめ、ピザなどの創作メニューも味わえます。

定番メニュー

 「海鮮処 松月亭博多本店」(博多区博多駅中央街)は、甘みとコリコリした食感を楽しめる活き造りを提供。副料理長の池部保寿さんは「イカの活き造りが福岡の味として定着し、これを目当てに来店される方もいます」と話します。


ヤリイカの活き造りを提供する池部さん


 「寿司 銀明翠 博多」(博多区博多駅前)は、イカの握り「とろ烏賊(いか)」を出します。ヤリイカに細かく切り込みを入れ、メニュー名の通り、口の中でとろけるような濃厚なうまみが広がります。「博多居酒屋 どげん海」(博多区博多駅東)は、ヤリイカと糸島野菜の天ぷらを用意しています。


とろ烏賊(福岡市提供)

ヤリイカと糸島野菜の天ぷら(福岡市提供)


オリジナルメニュー


 オリジナルメニューもあります。「どんぶり居酒屋 喜水丸KITTE博多店」(博多区博多駅中央街)では、具材にイカの塩辛とネギを使ったピザが味わえます。「和匠 博多松月」(博多区住吉)の「郷愁のゆず香る塩辛」は、刺し身でも食べられる鮮度の高いヤリイカを用いており、日本酒に合う一品です。


イカの塩辛とネギのピザ(福岡市提供)

「郷愁のゆず香る塩辛」(福岡市提供)


 イカフェアに合わせてインスタグラムキャンペーンも開催します。参加店舗の対象メニューを注文し、インスタグラムに「#イカフェア【参加店名】」のタグを付けて写真を投稿すると、フェア参加店で使える5000円分の食事クーポンが抽選で当たります。当選者数は10人程度を予定しています。



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