歴史が香るスプレー 九州国立博物館が新年の来館者にアロマをプレゼント

「縄文」「平安」など時代をテーマにしたアロマスプレー(提供:九州国立博物館)

 九州国立博物館(福岡県太宰府市)は、縄文や平安など各時代をテーマにしたアロマスプレー5種をつくりました。新年のプレゼントとして、2021年1月1~6日(4日は休館)の来館者(各日先着500人)に日替わりで配ります。


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歴史が香る5種類

 用意したアロマはそれぞれ、「縄文」「弥生」「平安」「鎌倉・室町」「江戸」をイメージしたものになっています。



時代 香り イメージの由来
縄文 ヒノキ 山々に広がる太古の森
弥生 土と風 水田の稲穂を揺らす風
平安 高貴な花として様々な文献に登場
鎌倉・室町 商人たちが海を越えて盛んに交流していた
江戸 シナモン シナモンの樹木が日本に伝わったとされる

 例えば、平安時代は「高貴なもの」として様々な文献に登場する藤の花を。江戸時代はシナモンが樹木として初めて日本に伝わったことにちなむなど、各時代のイメージや史実から香りを決めたそうです。


新年の来館者に日替わりでプレゼントするアロマスプレー

 時代と香りの関連性は九博の研究員が監修し、女性職員たちに香りを試してもらいました。担当者は「利用者の目線で開発できた」と話します。


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展示とのつながりも

 5種類のスプレーは、九博の常設展がある「文化交流展示室」と関連しています。展示室のスペースは「縄文」「弥生」「平安」「鎌倉・室町」「江戸」の時代ごとに区切られており、アロマのテーマもそれらに対応しています。


各展示室のテーマカラーがラベルの色に反映されている(提供:九州国立博物館)


 容器のラベルの色も、各展示室のテーマカラーを反映させました。縄文時代は緑、鎌倉・室町なら青といった具合に、展示室とラベルの色を合わせています。

九博を思い出して

 九博はこれまでも、新年の来館者にカレンダーや手ぬぐいなどをプレゼントしてきました。2021年は少し趣向を変えてアロマスプレーに。提案したのは、広報課の佐原史哉さんです。

 佐原さんは「若い人にも九博に興味を持ってほしい」との思いから、アロマに着目しました。「普段は博物館に来ない人にも足を運んでもらい、『九博おもしろいじゃん』と思ってくれるきっかけにしたい」と言います。


アロマスプレーを提案した広報課の佐原さん

 新型コロナウイルスも今回のアイデアに影響しました。「マスク姿がすっかり日常になり、アロマならマスクに吹きつけても楽しんでもらえる」と考えたそうです。


マスクに吹きかけても香りを楽しめる


 新春の「香り」のプレゼント。佐原さんは「自宅に帰ってからも、九博で過ごした時間をアロマで思い出してほしい」と話しています。


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