「侍展」来場者5万人を突破 後期展示も様式美で魅せる

 福岡市博物館(福岡市早良区)で開催中の特別展「侍~もののふの美の系譜~」(9月7日~11月4日)の来場者が5万人を突破し、10月25日に記念セレモニーが行われました。会期終了まで残りわずかですが、展示品の入れ替えが行われたり、会場でしか買えないグッズがあったりと、まだまだ楽しめます。


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5万人突破!

 5万人目は、福岡市南区の江頭愛さん。中学時代の友人2人と一緒に訪れました。お目当ては甲冑だったそう。ラグビー・ワールドカップ日本大会で、日本代表チームの甲冑が話題になり、興味がわいたということです。

 セレモニーでは、福岡市博物館の有馬学館長から記念品の図録とクリアファイルが手渡されました。江頭さんは「まさか私がと思って動揺したけど、光栄です。生で見る本物の甲冑は迫力がありました」と笑顔でした。

後期から一部展示が入れ替え

 10月からは一部の展示が入れ替わり、後期の展示品が来場者の目を引いています。国宝「太刀 銘 豊後国行平作」は、関ヶ原の合戦で細川幽斎が西軍に囲まれて籠城した際、後陽成天皇が講和を命じる勅使として派遣した烏丸光広に贈った刀です。「古今伝授の太刀」とも呼ばれ、優美な姿に目を奪われます。


どこか気品があります

 また、重要文化財「銀伊予札白糸素懸威胴丸具足」は豊臣秀吉が伊達政宗に贈った具足で、当時は白銀に輝いていたと考えられています。胴は革製で、兜などを含めて9キロ程度と軽いのも特徴です。


白銀に輝いていたそうです


限定グッズの販売も

 会場の出入り口付近にはグッズ販売コーナーが設けられていて、ここでしか買えないものも多くあります。スタッフにおすすめ品を聞きました。

 まずは、トートバッグ。図録を入れるのにちょうどいい大きさです。


日常使いでも便利なサイズです


 次は、刀剣があしらわれたしおりと付箋。好きな刀剣をモチーフにしたものがあるかもしれません。


しおりは金属製です


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