2011年3月12日、九州新幹線鹿児島ルートの博多(福岡市)ー新八代(熊本県八代市)間が開通し、2004年3月に部分開業していた新八代ー鹿児島中央(鹿児島市)と合わせ、博多ー鹿児島中央間(257キロ)が全線開業した。
同ルートは国が1972年に基本計画を決定。全線の建設費は総額1兆5210億円に上った。この日の開業と同時に新型列車「みずほ」「さくら」による山陽新幹線との相互直通運転も始まり、新大阪―鹿児島中央間は以前より約80分短縮され、最速3時間45分で直結した。
JR博多駅では、午前6時10分発の「つばめ327号」の自由席を求めて徹夜組を含め、約50人が並んだ。前日に発生した東日本大震災を受け、各駅の出発式は全て中止になり、記念イベントの自粛も相次いだ。