折尾駅の北側駅前広場が完成 6月3、4日に記念イベント 

 北九州市八幡西区のJR折尾駅で、駅舎前で整備が進んでいた北側駅前広場が完成し、記念イベントが6月3、4日に開かれる。同広場でステージショーなどが催される。


筑豊線跡に設置された同線のレール(折尾駅北側駅前広場で)

 市折尾総合整備事務所によると、同広場は約9800平方メートル。20分間無料の一般車駐車場(35台)やタクシープール(16台)を設け、4月1日に運用が始まった。同プールのそばで、実際に筑豊線が走っていた場所には、当時使われていた上下線のレール(長さ約15メートルと約10メートル)が設置された。

 広場には、鹿児島線に使われていたレールを使った照明灯4本を設置。8基のベンチには、大正時代に駅近くに建造された高架橋を解体した際に出たレンガを再利用した。地元の学生や婦人会によって花壇も整備された。

 今後は南側駅前広場(約8000平方メートル)の整備も始まる。一般車駐車場とタクシープールのほか、バスの乗降場を設ける計画で、完成時期は未定。

 記念イベントは、地元の自治会などでつくる「おりお未来21協議会」とJR九州、市で構成する実行委員会が「おかえり折尾駅」と銘打って開催。3日は午前10時~午後9時、4日は午前11時~午後5時で、ステージショーや屋台などが予定されている。


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