ショウブを神前に供える「初狩り神事」 宮地嶽神社で

2023.06.01

 江戸菖蒲(しょうぶ)の名所として知られる福岡県福津市の宮地嶽神社で5月31日、見頃を迎えたショウブを刈り取り、神前に供える初刈り神事が行われた。


ショウブを刈り取る神職ら

 1965年に東京・明治神宮から分けられた300株を育て、今では約100種、10万株に。約300人の参拝者が見守る中、雨上がりの拝殿前に並べられたポットから神職が鎌で刈り取り、それを手にした巫女(みこ)が舞を奉納した。

 古賀市の竹馬みち代さん(74)、土岐和子さん(73)は写真クラブの仲間。雨にぬれたショウブを撮影しようと訪れ、「紫の花を見ていると心が落ち着き、新鮮な気持ちになります」と話した。

 神社によると、最盛期は6月4日頃になりそう。6月11日まで菖蒲まつりを開いている。


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