女性向けに上質な旅を提案する電子雑誌「旅色」の特別号で福岡県八女市が特集されることになり、案内役を務める女優の伊原六花（りっか）さん（24）が6月12、13日、同市の観光名所や茶畑を訪れ、撮影が行われた。特別号は7月25日に旅色のホームページで公開される。
八女中央大茶園で撮影に臨む伊原さん
旅色は、2007年に創刊された電子版のみの無料旅行雑誌。映画やドラマで活躍する女性の俳優やタレントが案内役となり、全国各地の旅行スポットを紹介している。
電子雑誌「旅色」の特別号のページ
伊原さんは大阪府立登美丘（とみおか）高ダンス部の元キャプテン。17年の全国高校ダンス部選手権で「バブリーダンス」を披露して優勝し、一躍注目を集めた。今秋から放送予定のNHKの連続テレビ小説「ブギウギ」に出演する。
旅色を運営する「ブランジスタメディア」（東京）によると、八女市の特集は、八女茶の発祥から今年で600年の節目を迎えることから、20～30歳代の若い世代に同市の観光や農産物、文化などをPRし、知名度アップにつなげようと企画した。
観光名所や茶畑で撮影
伊原さんは、同市の「茶寮 千代乃園」で八女茶を味わったり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている福島地区の白壁の町並みを散策したりした。同市本の八女中央大茶園では、一面に広がる緑色の茶畑の中で撮影に臨んだ。
伊原さんは「八女市には日本人の心をくすぐる場所がたくさんあった。家族や女子旅でぜひ訪れてもらいたい」と話した。
特集は電子雑誌のほか、紙の冊子にして8月下旬に約2万部を市役所や東京、大阪などの県事務所で配布する予定。
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