街の魅力を発見! 「ふくおか歴史文化遺産ウィーク」初開催

ふくおか歴史文化遺産ウィークのPR画像(画像はいずれも福岡市提供)

記事 INDEX

  • 歴史資源で地域を元気に!
  • 11月3日に開催記念の催し
  • 盛りだくさんのイベントで

 「ふくおか歴史文化遺産ウィーク」が11月1日~12月1日、福岡市中央区の舞鶴公園を主会場に開かれます。地域の歴史や文化財に触れ、魅力を感じてもらおうと、伝統文化の体験やワークショップ、ウォークラリーなど様々なイベントを行います。

歴史資源で地域を元気に!

 福岡市や福岡商工会議所、福岡観光コンベンションビューローなどでつくる「ふくおか歴史資源活用協議会」の主催。歴史資源を地域活性化や観光振興に生かそうと、ふくおか歴史文化遺産ウィークを今回初めて企画しました。


舞鶴公園が会場になるイベントのチラシ


 協議会事務局の担当者は「現地を訪れて、文化財や歴史文化の魅力を体感してほしい」と呼びかけています。


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11月3日に開催記念の催し

 福岡城跡、古代の迎賓館・鴻臚館(こうろかん)跡と、二つの国指定史跡がある舞鶴公園では、盛りだくさんのイベントが計画されています。


鴻臚館跡展示館


 11月3日は11時から開催記念イベント。メインステージでは、福岡おもてなし武将隊のトークショー(12時30分~)、博多にわかや宇田川原豊年獅子舞の伝統芸能披露(14時30分~)などが行われます。


福岡おもてなし武将隊


 会場にはほかに、茶の世界や古代食を楽しむ文化体験エリア、抹茶ラテアートや博多人形の絵付けなどに挑戦するワークショップコーナーが設けられます。


文化体験エリア

【茶室体験】(11~16時、事前予約制)
 組み立て式茶室「無常庵(あん)」で、お茶の世界を満喫できます。参加無料。

【史跡deダイニング】(12時~、事前予約制で限定30人)
 八芳園(東京都港区)のシェフが、古代食をアレンジした特別コースでもてなします。5000円。

ワークショップコーナー

【抹茶アート体験】(11~16時、事前予約制)
 自分だけの抹茶ラテアートを作ります。参加無料。

【けん玉絵付け・大川組子体験】(11~16時)
 けん玉絵付けは1500円、大川組子体験は2000円。

【忍者体験】(11~16時)
 忍者ショー出演者らの手ほどきで、忍者の道具「苦無(くない)」作り(300円)や手裏剣打ち体験(200円)ができます。

【博多人形絵付け体験】(11時~12時30分、14時~15時30分、事前予約制)
 職人に教わりながら人形の絵付けに挑戦します。参加費1800円。未就学児は保護者の同伴が必要です。

盛りだくさんのイベントで

 12月1日までのウィーク期間中も、多彩な体験やワークショップが楽しめます。


博多曲物の小物入れ


体験&ワークショップ


【ウォークラリー】(11月1日~12月1日、舞鶴公園)
 公園の各所に隠されたクイズに答えて景品獲得を目指します。参加無料。

【伝統工芸体験】(11月3、9、30日、12月1日の10~16時、鴻臚館跡展示館)
 博多曲物(まげもの)の小物入れや博多織を使った万華鏡などを作るワークショップ。日程ごとに内容は異なります。

【古代ゲーム「かりうち」体験】(11月10日14~16時、事前予約制、鴻臚館跡展示館)
 すごろくに似た奈良時代のボードゲーム「かりうち」で遊びます。希望者は古代衣装の着付けも体験できます。

【流鏑馬(やぶさめ)】(11月24日14~16時、鴻臚館広場)
 飯盛神社(西区)の流鏑馬保存会が出演し、疾走する馬上から的を射抜きます。武者装束の行列もあります。


流鏑馬の様子


 事前予約が必要なイベントの申し込みはいずれも専用フォームから。


 このほか、香椎宮(東区)や旧九州芸術工科大(南区)を巡る建造物ツアーが11月下旬に計画されています。詳細は決まり次第、公式サイトで案内します。


建造物ツアーのコースに想定されている香椎宮本殿


「多聞櫓」の特別公開も


 福岡城跡に残る国指定重要文化財「多聞櫓(やぐら)」の特別公開(無料)が行われています。公開は10月の土曜・日曜、11月1~10、23、24、30日の10~15時で、ボランティアガイドが常駐しています。問い合わせは、福岡城むかし探訪館へ。



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