西鉄天神大牟田線に「桜並木駅」が開業 14年ぶりの新駅

 西鉄天神大牟田線の雑餉隈(ざっしょのくま)―春日原間に新設された桜並木駅(福岡市博多区竹丘町3)が3月16日、開業した。同線では紫駅(福岡県筑紫野市)以来、14年ぶりの新駅で63駅目。

 新駅では記念式典が開かれ、西鉄の林田浩一社長が「利便性向上と地域活性化の一助になれれば」とあいさつ。西鉄は駅北側から直結する複合ビルの建設も検討している。


記念式典でテープカットを行う関係者

 1歳の娘を連れて駅に訪れた近所の主婦(35)は「最寄り駅まで歩いて20分かかっていたのに3、4分になった。子育て世代がさらに増えそうでうれしい」と喜んでいた。

 普通列車のみが停車し、利用者は1日約8000人を見込んでいる。駅名は近くの桜並木にちなんで名付けられた。

「試験場前」は「聖マリア病院前」に駅名変更

 西鉄は同日、天神大牟田線のダイヤ改正に合わせ、福岡県久留米市津福本町の「試験場前駅」の駅名を「聖マリア病院前駅」に改めた。試験場前駅は1933年に開設され、駅前にあった県久留米工業試験場にちなんで命名された。試験場は40年以上前に移転しており、駅の近くにある病院側が駅名変更を要望していた。


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