「ツール・ド・九州」第2回大会は宗像大社がゴール地点に

今年の開催概要を発表し、記念撮影に臨む九経連の倉富会長(左から4人目)ら関係者


 自転車の国際ロードレース「ツール・ド・九州」の第2回大会の開催概要が決まりました。日程は10月11~14日の4日間で、初開催だった昨年から変更されたコースは、ゴール地点が世界遺産の宗像大社(福岡県宗像市)になります。「熱いレース」を通じて、自然景観や文化といった九州の魅力を世界に発信します。


10月11~14日の4日間

 九州経済連合会や九州の自治体などでつくる実行委員会が3月14日に発表しました。大会名は「マイナビ ツール・ド・九州2024」で、昨年と同様、国内外から18チーム、約100人の選手が出走します。


大会のロゴマーク


 レースの舞台となるのは、昨年と同じく福岡、熊本、大分の3県ですが、コースは大きく変わります。初日は周回コース(場所は未定)、2日目は大分県別府市から由布市に向かい、「やまなみハイウェイ」を経て日田市の市街地へ。3日目は雄大な阿蘇山を望む熊本県のコースで、南小国町や阿蘇市、南阿蘇村などを駆け抜けます。最終日は福岡県岡垣町から玄界灘沿いを走り、ゴールの宗像大社前を目指します。


昨年の大会で小倉城周辺を走る選手たち


 昨年の大会は、北九州市を出発し、最終日は大分県日田市でゴールしました。沿道の観客数は8万8300人を数え、ユーチューブで配信されました。今回は、九州の文化や自然をさらにアピールし、自転車旅行や訪日客の増加につなげたい考えです。


 九経連の倉富純男会長は記者会見で、「今年は世界遺産が舞台になる。九州の自然や地域の魅力を世界に発信する大会にしたい」と期待を示しました。


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