柳川の偉人が漫画に 10代横綱・雲龍久吉の生涯を紹介

 福岡県柳川市出身の第10代横綱・雲龍久吉(1822~90年)の生涯を紹介する漫画が完成した。同市教育委員会は「市内の小中学校などで活用し、郷土教育につなげたい」としている。


横綱・雲龍関の生涯を描いた漫画


 雲龍関は、旧大和町(現・柳川市大和町)出身。市教育部長や大和町区長会長、雲龍関の子孫らでつくる「市偉人マンガ製作活用検討委員会」が、B&G財団の助成事業を活用して約4800部を作った。

 同検討委事務局の市教委によると、雲龍関は少年時代に両親と祖父母を亡くし、力仕事をして幼い弟や妹の面倒をみた。地元の相撲大会で活躍したのを機に相撲取りの道へ進み、1861年に第10代横綱になった。土俵入りの型の一つ「雲竜型」にその名が残る。

 漫画は、相撲好きの高校生の姉と祖父が小学生の弟を相撲部屋の見学に連れていく。弟は、雲龍関の生涯や厳しい稽古を続ける力士らの姿に感動し、努力することの尊さを知る。地方の歴史漫画を手がけている渋田武春さんが描いた。

 103ページで、雲龍関が生きた幕末から明治をはじめ、昭和までの相撲界の出来事などの一覧や、相撲用語や歴史なども記している。非売品で、市内の児童生徒に配るほか、図書館などで閲覧できるようにする。


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