朝倉に誕生した「eスポーツ実業団」が市長に活動を報告

 2024年4月、コンピューターゲームで対戦する「eスポーツ」の実業団「jump on games」を創設した福岡県朝倉市の運送・木材加工会社「九州バーク運輸」の選手兼社員ら6人が8月23日、同市の林裕二市長と面会し、取り組みを紹介した。


林市長(中央)の激励を受けた実業団の選手ら

 同社は人材難に頭を悩ませる中、若者を中心に人気が高まるeスポーツに着目。事務所に練習拠点をつくり、社員募集を始めた。これまでに21~24歳の6人が入社し、このうち4人は同市へ移住。半日を業務、半日をeスポーツに充てるなどして競技に取り組む。

 この日は、実業団を率いる北村遥紀さん(24)が、ITの知識を活用して運転記録の管理などの業務効率化を図ったり、同市にある朝倉光陽高のeスポーツ部と交流したりしていることを紹介。仕事をしながらプロを目指す環境が整っていないeスポーツ業界と、人材難を抱える企業側の双方にとって課題解決につながる取り組みと説明した。


林市長(手前)らに取り組みを説明する北村さん(左から2人目)

 同市でも11月、小学生から高齢者まで参加できるeスポーツ交流大会を企画しており、林市長は「(eスポーツは)いまやみんなが取り組んでいる。頑張ってほしい」と激励した。


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