山陽新幹線の全線開業50周年を記念する企画展「影面(かげとも)の道から山陽新幹線へ」が1月11日から北九州市小倉北区のゼンリンミュージアムで開かれている。開業前から現在に至るまでの沿線の地図や路線図約30点に説明パネルを添え、開通時の逸話や街並みの変化を伝えている。
全線開業50年を記念
山陽新幹線は1975年3月に岡山―博多間の開通で全線開業し、市内の小倉駅でも発着している。
企画展では、古くから京と大宰府を結んだ「影面の道」とも呼ばれた山陽道の歴史からひもとく。新大阪―博多間の沿線を約4万5000分の1の縮尺で作製した縦1.8メートル、横12メートルの地図や開業前の福岡市街地図、開業時の時刻表などを展示。開業前に博多駅、小倉駅が現在地へ移転された様子も地図から見られる。
学芸員の福島亮太さんは「地図を通して歴史を感じ、山陽新幹線に乗った際、より旅を楽しんでほしい」と話している。
5月25日まで。月曜(祝日の場合は翌平日)休館。入館料1000円、保護者同伴の小学生以下は無料。問い合わせはゼンリンミュージアム(093-592-9082)へ。