路線バス自動運転の実証はじまる 宗像市で2月18日まで

 路線バス自動運転の実証実験が2月13日、福岡県宗像市の「自由ヶ丘地区コミュニティ・センター」とJR赤間駅間の約2キロで始まった。市などは、このルートで2027年度に運転手が同乗しない「レベル4」での運行開始を目指している。


実証運行が始まったバスの運転席

 実証実験は18日まで(16日を除く)の日程で、市が西日本鉄道グループなどと連携して実施。運転手が同乗し、必要に応じてブレーキなどを操作する「レベル2」で行う。定員13人のバスを、最高時速35キロに設定して1日に5往復運行。自由ヶ丘地区の住民は無料で乗車できる。


宗像市内を走る実証実験中のバス


 地区は1960年代からベッドタウンとして開発が進み、市によると2025年1月末現在、約1万4500人が暮らす。高齢化率は33.2%で市平均より高く、市は「自家用車に頼らず暮らし続けられるまち」への転換を図っているが、地区内を走る路線バスの運転手不足が課題になっている。


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