福岡県福津市にある宮地嶽神社の参道を照らす夕日が年2回出現させる「光の道」の記念石碑が境内に完成し、3月19日、除幕式が行われた。
石碑はタワー不動産(古賀市)の長崎浩一社長が奉納し、高さ約4メートル。読売書法会顧問を務める書家の杭迫柏樹(くいせこはくじゅ)さん(90)が「光の道」と揮毫(きごう)した。文字にはプラチナ箔(はく)が施され、夕日を浴びるとオレンジ色に輝くという。
お披露目された石碑を見上げた杭迫さんは「無限の広がりを意識して執った筆の跡をしっかり捉えている」と出来栄えに感心していた。式典後、浄見譲宮司は「夕日が沈んだ先が西方浄土との信仰があり、たくさんの方にお参りいただいている」と述べ、杭迫さんらに感謝状を贈った。