福岡市は、早良区に多目的グラウンドなどを備えた大規模な運動公園を整備する。5月22日にあった市都市計画審議会で説明し、承認された。
計画では、同区四箇4に整備する。広さは約4.5ヘクタールで、既存のスポーツ広場の敷地や周辺の農地を活用。サッカーコート1面分の広さの多目的グラウンドのほか、ソフトボール場、遊具広場の設置を予定している。公園内には樹木を多く取り入れ、近くを流れる河川沿いには遊歩道のほか、桜や芝生を取り入れた憩いのスペースを設ける方針で、水や緑などの自然を基調とした公園を目指す。
市みどり企画課によると、市内には大規模な総合公園や運動公園などが11か所あるが、同区にはなく、地元住民から整備を求める声が上がっていたという。
審議会ではこのほか、利用者の減少に伴い、博多区の下臼井老松公園(約0.18ヘクタール)を廃止することも承認された。