北九州モノレールを運行する北九州高速鉄道は10月27日、運賃を値上げする認可申請を九州運輸局に行った。引き上げ率は普通運賃で平均14.5%(20~60円)、通勤定期は月平均16.5%。認可されれば来年4月1日から新運賃となる。消費増税に伴うケースを除けば、値上げは2015年10月以来。
通学定期などは据え置き
同社は値上げの理由として、老朽化した車両や通信設備の更新に加え、電力料金などの高騰や人材確保に向けた賃金上昇への対応などを挙げている。通学定期は家計負担を考慮して値上げせず、隣駅(小倉-旦過は2駅間)まで100円の企画券「100円モノレール」も据え置く予定。
北九州モノレールは、小倉-企救丘の8.8キロで運行。昨年度の輸送人員は、過去最高の1254万人を記録した。
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