【佐賀】多久の伝統食品「青しまうり漬」販売開始 優しい味が特徴

様々な「青しまうり漬」の商品

 佐賀県多久市の特産品「青しまうり漬」の今年の販売が始まり、同市役所で発送報告会が開かれた。塩、砂糖、酒かすだけで漬けた伝統食品で、カリッとした歯ごたえと優しい味が特徴。例年、お盆前に売り切れるという。

 青シマウリは同市の伝統野菜で、一般的な白ウリより小さく、しま模様があるのが特徴。今年は生産者6人が19アールで栽培し、17トンの収穫を目標にしている。このうち5.5トンが市内にあるJAの加工場で青しまうり漬になる。1987年に商品化された。

 発送報告会は販売初日の7月1日に行われ、JAさが多久野菜うり部会長の北島一明さんが「今年は梅雨時期に雨が少なく、出荷量は安定している」と説明。横尾俊彦市長は「贈り物にも適している。多くの人に味わってほしい」と話していた。

 2~15枚入りで、税込み950~5400円。JAさがの多久農産物直売所「たくさん館」(多久市)などで取り扱っている。問い合わせは、同館(0952-75-8011)へ。


advertisement