【鹿児島】「よーりよーり」で野生動物守ろう! 奄美のバス

 鹿児島県の奄美大島で野生動物のロードキル(交通事故死)防止を啓発するラッピングバスが走っている。アマミノクロウサギ、ケナガネズミなど希少動物の写真に「よーりよーり(ゆっくりゆっくり)」の言葉を添え、ドライバーに低速運転を呼びかけている。


動物の写真で低速運転を呼びかけるラッピングバス

 環境省が9月15日から始めた「アマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーン」(11月15日まで)の一環。バスの背面に大小6枚の写真を配置し、動物たちが安全運転を呼びかけるデザインになっている。来年3月末まで島内を走る。

 同省奄美群島国立公園管理事務所によると、奄美大島におけるアマミノクロウサギの交通事故死は1~8月で54件。過去最多だった昨年の61件を上回る勢いで増えている。例年、9~12月に多発しており、同事務所はキャンペーン期間中にチラシ配布なども行い、事故防止に取り組む方針だ。


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