乳児を育てる家庭に無償でおむつ支給 広川町が10月から

 福岡県広川町は10月から、生後3か月~1歳の乳児を育てる保護者を対象に、2か月に1回、おむつを無償で支給する取り組みを始める方針を明らかにした。保健師や助産師などの専門職員が直接、家庭を訪問し、相談も受け付ける。

子育てしやすい町へ

 町子ども課によると、子育て世帯への経済的支援や、乳児の養育状況を継続的に見守ることが狙い。今年度の事業費として、125万円を今年度一般会計補正予算案に盛り込み、9月3日開会の町議会定例会に上程した。

 おむつは、1回の配達で約100枚を支給。訪問時には、保護者から子育てに関する悩み相談を受けたり、家事代行などのサポート事業や産後ケア事業などの情報提供を行ったりする。

 町では、4月に同課内に新たに「こどもまんなか推進室」を設置し、子育て支援に力を入れている。同課の担当者は「子育て世帯のケアに取り組み、子育てしやすい環境づくりにつなげたい」と話している。


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