【山口】ツキノワグマの目撃相次ぐ 山では「熊鈴」を!

 山口県内でツキノワグマの出没や目撃が相次いでおり、県東部森林組合(岩国市)は行楽やキノコ狩りのシーズンを前に、山で人の存在を知らせる「熊鈴」の携帯を勧めている。

 県自然保護課によると、2024年度のクマの目撃件数は8月末時点で317件と、前年同時期の約2倍に上る。近年は目撃件数が広範囲で増えており、市街地の近くにも出没している。秋は柿やドングリといった餌を求めてクマの活動が活発になるため、注意を呼びかけている。


山口県東部森林組合で取り扱っている熊鈴


 熊鈴はアウトドア用品店などで入手できるほか、同組合の事務所でも腰のベルトなどに通してぶら下げるタイプのものを販売している。黄銅製で、鈴1個は4250円、鈴2個は6380円。


 同組合総務部の久保真琴さんは「熊鈴と合わせてラジオやスマートフォンの音楽を流しながら歩くのもクマから身を守るのに効果的」と話している。


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