福岡県うきは市は、就学前までの子どもを対象にしている子ども医療費の無償化について、2025年4月から18歳まで拡大することを決めた。9月6日開会の市議会定例会に、システム改修委託料など関連経費178万円を盛り込んだ24年度一般会計補正予算案を提案する。
同市では現在、就学前までの子どもの通院費と入院費の自己負担額を無償化しているほか、小中学生についても通院費と入院費の自己負担額に上限を設けて、それを超えた部分を助成している。
無償化の拡大に伴い、25年度の市の負担額は約5300万円増える見込み。
また、市は築50年で老朽化が進む市立浮羽中の建て替えや、合併前の旧浮羽町にある小中学校4校の再編について協議する検討委員会を24年度中をめどに設置することも決めた。25年度までの2か年で基本構想や基本計画の策定を目指す方針で、補正予算案に策定業務の委託費など883万円を盛り込んだ。