ごはんにかける「もつ鍋」!? うきは市の調味料メーカーが開発
箸が止まらなくなる「ごはんにかけるもつ鍋」(画像はすべて金子企画提供)
記事 INDEX
- パンチの利いたうま味再現
- 伝統と新しさの共存に挑戦
- ポップアップ販売も計画中
福岡県うきは市の調味料メーカー「金子企画」は、福岡のソウルフード「もつ鍋」をごはんにかけて味わう新しい調味料を開発しました。「最初から"シメごはん"を食べたい」という発想から誕生した商品。11月27日まで、クラウドファンディング(CF)のサイト「Makuake(マクアケ)」で応援購入できます。
パンチの利いたうま味再現
新商品はその名も「ごはんにかけるもつ鍋」――。しょうゆ仕立ての味に、ニンニクの香りや牛だしのコクをプラスして、パンチが利いたもつ鍋のうま味を再現しています。
もつ鍋のシメごはんが調理不要で楽しめることを目指しました。もつの使用も試みましたが、賞味期限やコストなどの課題に直面。瓶詰めで保存しやすい具材を考える中で、もつに近い食感や香ばしさがある大豆ミートの採用が決まりました。ニラやゴボウも加え、食感と香りの奥行きを出しました。もつの代わりに大豆ミートを用いたことで、国外に持ち出すハードルが下がり、海外展開の可能性も広がるといいます。
同社は「炊きたてごはんにのせれば箸が止まらなくなる」とアピール。口いっぱいに広がるうま味は、ごはんだけでなく、パスタやトーストなどにも合う万能さが特長です。パスタにあえれば和風ペペロンチーノ、パンにのせれば和風ガーリックトーストのように楽しめるそうです。
伝統と新しさの共存に挑戦
同社は、東京でエンジニアとして働いていた代表取締役の金子幸三郎さんがUターンして2024年2月に起業。福岡の食文化に着目し、伝統と新しさが共存する味づくりに挑戦しています。
食べるラー油のようにパクパク食べられる調味料「ネオ柚子胡椒(ゆずこしょう)」は、今では福岡空港やJR博多駅などのみやげ品店にも並ぶようになりました。
新商品「ごはんにかけるもつ鍋」はCFだけでなく、12月1日からオンラインショップで、1本(75グラム入り)税込み990円で販売する予定。金子さんは「福岡から"新しいおいしさのかたち"を全国に届けていきたい。いろいろな料理に使って自分好みの新しい発見を楽しんでほしい」と話します。
ポップアップ販売も計画中
12月と26年1月には福岡県内で期間限定ショップの開設も計画。「ごはんにかけるもつ鍋」を手に取って、味わえる機会を設けます。詳細は後日、公式インスタグラムで告知するそうです。










