【佐賀】今年も甘い倉谷柿 神埼で出荷盛ん

 佐賀県神埼市脊振町の倉谷集落で、濃厚な甘さが評判の富有柿「倉谷柿」の出荷が盛んだ。


出荷に備えて大きさごとに仕分けする栽培農家

 倉谷柿部会の執行健児会長によると、1960年代から栽培農家が増え、一時は20戸以上が参加していたという。高齢化などで今は9戸に減り、かつて1日に10トン以上出荷していたのが、近年はシーズンを通して10トンほどに減った。

 地元の選果場では、農家の人たちが3LからMの大きさに柿をより分けて出荷している。小売り価格は、最高級の3L「秀」が10キロ4700円、5キロ2500円。執行会長は「今年も甘い柿が育った。冷え込みが強まれば一段と色づきが良くなる」と話していた。


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