【熊本】くまモンになって旅行体験!1月サービス開始

仮想空間に進出

 熊本県のPRキャラクター、くまモンが、インターネット上の仮想空間「メタバース」に進出する。利用者はくまモンのアバター(分身)となり、熊本城や水前寺公園など人気の観光スポットを巡る旅行体験ができる。来年1月からサービスが始まり、世界に向けて魅力を発信する。


メタバースへの進出をPRするくまモン

 県が進める「くまモンランド化構想」の一環。香港のIT企業「VEX(ヴェックス)」が開発し、メタバース上に「くまモンランド」を開設した。県は内容を監修した。

 1月から観光地を訪問でき、第1期として熊本城や水前寺公園、火の国まつり、三角西港を用意した。県北の阿蘇や八千代座、県南の八代妙見祭や青井阿蘇神社など、エリアを順次拡大する予定。

 スマートフォンのアプリをダウンロードして遊ぶ。水前寺公園を除き有料エリアとなり、65ドル(約9000円)のパックを購入すると、56種類のアバターから選択できる。11日まで先行販売される。

 田嶋徹副知事は11月17日の記者会見で、「くまモンは、最先端の技術を盛り込んだメタバースの世界にチャレンジする。熊本を代表する観光地でくまモンの世界観を浸透させたい」と抱負を述べた。VEX社のレイモンド・マーCEO(最高経営責任者)は「時空と国境を越え、熊本の観光名所に実際にいるような感覚を体験できる」とPRした。

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