【熊本】新ターミナルは広々1.4倍 熊本空港3月23日開業 

飲食店や土産物店が並ぶ国内線の待合エリア

 3月23日に開業する熊本空港(熊本県益城町)の新旅客ターミナルビルが19日、報道陣に公開された。延べ床面積は以前の1.4倍となり、搭乗直前まで買い物や飲食を楽しめる待合エリアを設けた。運営会社は国内外からの利用者の増加を目指す。

 新ビルは、1階に国内線と国際線のチェックインカウンターや県のPRキャラクター「くまモン」のステージが行われるイベントスペースなどを整備した。保安検査後に滞在する3階の国内線の待合エリアには、熊本名物の馬刺しやあか牛、熊本ラーメンなどを味わえるフードコートがあり、県内各地の特産品を購入できる土産物店など26店が並ぶ。


国内外のブランド品が並ぶ免税店もある国際線の待合エリア

 国際線には、旧ビルの10倍以上の面積の免税店があり、国内外のブランド品を販売する。半導体受託製造・台湾積体電路製造(TSMC)の県内進出によるビジネス客の増加も見込み、有料のテレワークブースや会議室も備えた。4階は、滑走路側にせり出した「花道」が特徴の展望デッキで、離着陸する飛行機を間近で見ることができる。

 運営会社「熊本国際空港」は今後、地域住民も利用できる広場や商業施設の整備も予定している。新原昇平社長は「社会の変化に柔軟に対応し、成長できる空港にしたい」と話した。


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