【鹿児島】「おれんじ食堂」10年を祝う 記念列車出発式

10周年の記念列車を見送る関係者たち

 熊本県八代市と鹿児島県薩摩川内市を結ぶ第3セクター「肥薩おれんじ鉄道」の観光列車「おれんじ食堂」が3月24日、運行開始から10年を迎えた。JR鹿児島中央駅(鹿児島市)で記念列車の出発式が行われ、関係者たちが節目を祝った。

10年間で8万人が利用

 おれんじ食堂は2013年3月から川内―新八代間を2両編成で運行。東シナ海や八代海の景色を楽しみながら、沿線の食材にこだわったフレンチや和食を楽しむことができる。同社によると、10年間で8万人が利用した。

 出発式で、古森美津代社長は「豪雨や新型コロナといった困難を乗り越えてこの日を迎えることができた。沿線の皆様に心から感謝したい」とあいさつ。この日は記念列車が鹿児島中央駅に特別に乗り入れ、関係者はオレンジ色の旗を振って出発を見送った。

 乗車した東京都の会社員、吉野博子さんは「乗車は5回目。内装もすてきで、海に近いことが他の観光列車にはない魅力」と話していた。

 10周年を記念し、おれんじ食堂の車内や各有人駅では、読売新聞西部本社が制作に協力した長さ1.6メートルのパノラマチラシ(税込み1000円)などのグッズを販売している。


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