【鹿児島】垂水市に"道の駅ホテル"開業 マリオットなど

 米ホテル大手マリオット・インターナショナルと積水ハウスは4月12日、鹿児島県垂水市の道の駅「たるみずはまびら」の隣接地に、宿泊特化型のホテルブランド「フェアフィールド・バイ・マリオット」をオープンした。両社は全国の道の駅を拠点にホテルを展開しており、九州・山口では初めて。今秋までに福岡県や佐賀県、熊本県でも開業する予定だ。


道の駅「たるみずはまびら」の近くに開業したホテル


 オープンしたのは、「フェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島」。6階建ての95室で、宿泊料金は1泊1万4520円(2人、税・サービス料込み)からとなっている。

 12日に記念式典があり、積水ハウスの仲井嘉浩社長は「垂水市を拠点に鹿児島を満喫する旅行をしてほしい」と話した。

 マリオットと積水ハウスは2020年から全国の道の駅周辺でホテル整備を始め、垂水市が11道府県の25か所目。レストランを設けない宿泊特化型とすることで飲食や土産物の購入は道の駅などを利用してもらい、地域活性化を後押しする。

 今夏以降、福岡県うきは市や佐賀県嬉野市、熊本県阿蘇市の道の駅でも開業する予定で、25年までに26道府県で3000室の整備を目指している。


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