【熊本】柿渋で防虫効果も!山鹿で「渋うちわ」作り最盛期

 柿渋を表面に塗って耐久性や防虫効果を高めた「渋うちわ」作りが、熊本県山鹿市で最盛期を迎えている。


職人が1本ずつ手作業で仕上げる渋うちわ


 江戸時代から約400年の歴史がある伝統工芸品で、同市の栗川商店では、職人が1本ずつ手作りし、1日に150~200本を仕上げている。今年は、同市の夏の風物詩・山鹿灯籠まつりの「千人灯籠踊り」を題材とした新作も登場。金(かな)灯籠を頭にのせた浴衣姿の女性が優雅に踊る様子が描かれている。


 5代目の栗川恭平さん(32)は「伝統技法を守りながら、時代に合わせたデザインを取り入れていきたい」と話している。


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