【鹿児島】大谷選手の兜を寄贈 薩摩川内の会社が市に
鹿児島県薩摩川内市の「甲冑(かっちゅう)工房丸武」は、米大リーグの大谷翔平選手(29)が所属するエンゼルスで、本塁打を放った選手にかぶせるパフォーマンスで使われているものと同じ兜(かぶと)を同市へ寄贈した。市は今後、イベント時に活用するという。
ふるさと納税の返礼品に追加
兜は重さ2.4キロ、税込み33万円。パフォーマンスで話題となり、4月から同市のふるさと納税の返礼品に追加された。100万円の寄付でもらうことができ、7月10日までに17件あった。
市役所で10日、寄贈式が行われ、田ノ上智隆社長が田中良二市長に兜をかぶせた。田中市長は「頭の上からズシッと責任の重さを感じている。市の稼ぐ力の増大に向けて頑張っていきたい」と意気込んだ。感謝状を受け取った田ノ上社長は「想像しなかったぐらいの反響がある。より市が活性化されれば」と話した。
"エンゼルス効果" 100件超を受注
田ノ上社長によると、エンゼルスで使われるようになってから100件を超える受注があり、今から発注しても来年4月以降の納品になる。一方、エンゼルスに寄贈した球団ロゴ入りの甲冑一式と同じものを7月上旬から同社の展示館に飾っており、入館無料で見ることができる。