【宮崎】大根ズラリ、空港で出迎え 風物詩が各地に登場

 宮崎市田野町・清武町で干し大根を作るために設置される「大根やぐら」が、宮崎空港1階オアシス広場にお目見えした。展示は1月14日まで。


宮崎空港に展示されている大根やぐら

 大根やぐらは田野町・清武町に毎年つくられる冬の風物詩。宮崎空港で展示されているのは高さ約6メートル、長さ約10メートルで、干し大根を県内外にPRする「田野・清武 冬の風物詩 大根やぐら展」の一環でつくられた。会場では、地元産の大根を使った漬物やお茶の販売も行われている。

 会場を訪れた同市の女性(50)は「空港で大根やぐらを展示することで、県外の方に知ってもらう良い機会になるのではないか」と話していた。

田野の公園そばでは幻想的に


カラフルにライトアップされた宮崎市田野町の大根やぐら

 宮崎市田野町の田野運動公園南側近くのやぐら(高さ約6メートル、長さ約30メートル)が午後6~10時にライトアップされている。干された大根が赤や青、紫、ピンクなどの光で照らされ、辺りを幻想的な雰囲気に彩っている。

 田野、清武の両地域は、伝統的な農業文化を維持しているとして日本農業遺産に登録されている。ライトアップは1月14日まで


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