【宮崎】被災地を応援 石川の物産展が宮崎山形屋で開幕

 石川県の物産が集まる恒例の「加賀百万石のれん市」が1月17日、宮崎市の宮崎山形屋で始まった。第20回の今回は石川県で元日に能登半島地震が発生し、輪島市などの5事業者が取りやめたが、金沢市を中心に32事業者が出店。会場は多くの買い物客でにぎわっている。23日まで。

被災業者も出店


にぎわう加賀百万石のれん市の会場

 米こうじ味噌みそなどが人気の高沢醸造(羽咋はくい市)も工場が被災したが、蔵は無事だったため出店にこぎ着けた。4代目の高沢伸介さんは「まだ後片付けも済んでいないが、何とか出店できた。お客様から心配の声もかけていただき大変ありがたい」と語る。

 会場には海産物やきんつば、地酒、焼き物なども所狭しと並ぶ。協同組合加賀能登のれん会の中谷克巳理事長は「コロナ禍も明けて4年ぶりに『酒バー』(立ち飲みコーナー)も復活し、石川の名産品が堪能できます」と語る。

 営業は午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)。新館5階大催場の会場内には被災地支援の募金箱も設置されている。問い合わせは宮崎山形屋(0985-31-3111)へ。


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