【熊本】くまモンのクレカが台湾で大人気に 関係者驚き

 熊本県のPRキャラクター・くまモンのイラストを掲載した玉山銀行(台湾・台北市)のクレジットカードの発行枚数が、サービス開始から半年弱で10万枚を超えた。年間数万枚が通常という中での人気ぶりに、関係者はくまモン効果に驚き、「台湾と熊本の交流がますます増えてほしい」と期待を込めた。


くまモンのイラストが描かれたカード

 JCBカードで2023年7月、台湾内で発行を始めた。券面は4種類あり、くまモンの背景に富士山や熊本城などが描かれている。九州エリアと台湾で、インバウンド(外国人観光客)による観光交流が深まってほしいと企画した。

 県内では約40の加盟店で特典が受けられる。くまモンスクエア(熊本市)などには、カードを持って訪れる人もいるという。

 玉山銀行の林国維・東京支店長らが1月10日、県庁を訪れ、「イラストの効果は絶大。熊本と台湾の友好の証しとして、末永く愛されることを願う」と述べた。阿蘇の草原再生・維持に役立ててほしいと300万円の寄付金を贈った。蒲島郁夫知事は「くまモンの活躍の場を広げてもらい、うれしい」と述べた。


蒲島知事(左から3人目)に寄付金を贈る林支店長(同1人目)ら

 玉山銀行は2023年9月、福岡市に支店を開設した。台湾積体電路製造(TSMC)に部品を供給する台湾の半導体関連企業の九州進出を支援している。


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