【大分】5月11日開幕「第24回別府アルゲリッチ音楽祭」
公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団は2月2日、世界的なピアニスト、マルタ・アルゲリッチさん(82)が総監督を務める「第24回別府アルゲリッチ音楽祭」の概要を発表した。「未来を創る」をテーマに、5月11日から7月28日まで行われる。関連コンサートを含めて大分県別府市などで9公演が予定されている。
アルゲリッチさんはテーマについて「未来へ向けて『今』を大切に歩みを進め、この歩みがまだ見ぬ世界の環境を創っていくと強く意識したい」とコメントした。
初日は、大分県別府市のビーコンプラザで県ゆかりの若手演奏家によるコンサートが開かれる。アルゲリッチさんは、ギドン・クレーメルさん(バイオリン)やミッシャ・マイスキーさん(チェロ)と共演する「巨匠たちのアンサンブル~極める」(5月17日、ビーコンプラザ)や、「アルゲリッチ&クレーメル」(同19日、大分市のiichiko総合文化センター)など5公演に出演する予定だ。
財団は2月2日、県庁で記者会見し、財団理事長を務める尾野賢治副知事や、音楽祭総合プロデューサーの伊藤京子さんらが出席した。伊藤さんは「アルゲリッチさんの精力的な演奏は奇跡。高齢の方の励みにもなる」と話した。
チケットは3月9日午前10時から、財団が運営するサイトなどで販売する。
問い合わせは財団(0977-27-2299)へ。